観光地誌学
観光から地域を読み解く
飯塚 遼・菊地 俊夫(著)
概要
『観光地誌学』は,世界の各地域におけるツーリズムの事象を通じて地域の歴史や文化,産業などを概観し,各地域の理解を促す観光地誌学の入門書です。世界の各地域(ヨーロッパ・アメリカ・オセアニア・日本)におけるツーリズムの事象を通じて地域の歴史や文化,産業,自然などを学習し,それぞれの地域についての理解を促す内容となっています。
説明
著者について
飯塚 遼(イイヅカ リョウ)
著・文・その他
- 帝京大学経済学部観光経営学科講師
- 博士(観光科学)。首都大学東京大学院都市環境科学研究科修了後,秀明大学観光ビジネス学部助教,同講師を経て,現職。専門は農村地理学、観光地理学,地誌学(主に北西ヨーロッパ)。主著に『シリーズ:地誌トピックス2 ローカリゼーション―地域へのこだわり―』(分担執筆,朝倉書店)、マイケル・ウッズ『ルーラル:農村とは何か』(共訳,農林統計出版会)など。
菊地 俊夫(キクチ トシオ)
著・文・その他
- 東京都立大学大学院都市環境科学研究科 観光科学域教授。
- 理学博士。筑波大学大学院地球科学研究科修了後,群馬大学教育学部助教授,東京都立大学理学部助教授を経て,現職。専門は農業・農村地理学,観光地理学,自然ツーリズム学。主な著書・編書は,『日本の酪農地域』(大明堂),『持続的農村システムの地域的条件』(共著,農林統計協会),『ツーリズムの地理学』(二宮書店)など多数。
目次
第Ⅰ部 ヨーロッパの観光地誌
- 第1章 アーバンツーリズムからみるパリ
- 第2章 アーバンツーリズムからみるロンドン
- 第3章 ルーラルツーリズムとしてのウィスキーツーリズムからみたスコットランド・クライゲラヒ村
- 第4章 ルーラルツーリズムからみるイギリス縁辺農村−ウェールズ・ガワー半島のスランマドック村を中心にして
- 第5章 自然公園と自然ツーリズムからみるドイツ
- 第6章 ルーラルツーリズムの基盤としてのルーラル・ジェントリフィケーションからみたイギリス・ピーク・ディストリクト
第Ⅱ部 北アメリカの観光地誌
- 第7章 ビールツーリズムの発展からみるデンヴァー
- 第8章 農村空間の観光化からみたカナダのカウチンヴァレー
- 第9章 自然環境の保全と適正利用からみたカナダ・ブリティッシュコロンビア州
第Ⅲ部 オーストラリアの観光地誌
- 第10章 発展するビールツーリズムからみたシドニー
- 第11章 発展するワインツーリズムからみた農村空間のハンターヴァレー
- 第12章 国立公園と自然ツーリズムからみたオーストラリア
第Ⅳ部 日本の観光地誌
- 第13章 アーバンツーリズムからみる東京の銀座
- 第14章 ルーラルツーリズムの基盤としてのルーラル・ジェントリフィケーションからみる長野県安曇野市穂高地区
- 第15章 トトロの森の里山保全と自然ツーリズムからみる東京近郊
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