ツーリズムの地理学

観光から考える地域の魅力

概要

『ツーリズムの地理学』は,都市・農村・自然地域における観光を通した持続可能な地域づくりについて,日本と世界の豊富な事例をもとに地理学的な視点で読み解いた本です。地域活性化・地域づくりのヒントとして広く活用できる観光・ツーリズムの事例を,都市地域,農村地域,自然地域の3編に分けて紹介しています。

説明

執筆者一覧

  • 有馬 貴之 (17章) 帝京大学経済学部

  • 飯塚 遼 (10章) 秀明大学観光ビジネス学部

  • 大石 太郎 (6章) 関西学院大学国際学部

  • 太田 慧 (2章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • 小原 規宏 (9章) 茨城大学人文社会科学部

  • 菊地 俊夫 (序章,12,18,終章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • 黒沼 吉弘 (17章) 大妻女子大学社会情報学部

  • 小池 拓矢 (3章) むつ市企画部ジオパーク推進課

  • 坂口 豪 (16章) 浅間山ジオパーク推進協議会

  • 佐々木 リディア (14章) 首都大学東京国際センター

  • 杉本 興運 (4章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • 髙木 悦郎 (15章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • 鷹取 泰子 (8章) 一般財団法人農政調査委員会

  • 張 貴民 (12章) 愛媛大学教育学部

  • 堤 純 (5章) 筑波大学生命環境系

  • 沼田 真也 (15章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • 林 琢也 (7章) 岐阜大学地域科学部

  • 保坂 哲朗 (15章) 広島大学大学院国際協力研究科

  • 矢部 直人 (1章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

  • ラナウィーラゲ エランガ (13章) 首都大学東京大学院都市環境科学研究科

目次

1編 都市地域における観光研究

(東京・裏原宿におけるアパレル小売店の集積に関する研究,東京・隅田川における河川交通の変遷と観光の可能性,東京・小平市におけるオープンガーデンの活用と地域資源との連携ベルギー・国際都市ブリュッセルにおけるMICE,オーストラリア・メルボルンのセグリゲーションに基づく文化観光の発展,カナダ・沿海諸州におけるアカディアンの文化と観光の発展)

2編 農村地域における観光研究

(東京都における観光農園の立地と果樹園経営の持続性/大都市遠郊における農村資源の観光利用と女性の役割〜北海道・十勝地方/茨城県北部における地域おこしのメカニズムと観光化の可能性/イギリスのピーク・ディストリクトにおけるルーラル・ジェントリフィケーション/オーストラリアのハンターヴァレーにおけるワインツーリズムの地域的展開とその特徴/中国における農村資源の活用と農村観光の発展)

3編 自然地域における観光研究

(スリランカの国立公園における野生動物と観光の共生/ルーマニアのドナウデルタにおける自然環境の保全とエコツーリズム/マレーシアの熱帯雨林における自然資源利用とサステイナブルツーリズム/浅間山北麓ジオパークにおけるジオ資源の活用とストリー性の構築/小笠原父島の観光と自然資源の適性利用 —南島の事例を中心にして—
ツーリズムの地理学書影
  • 発行日:
  • 判型:A5
  • ページ数:224ページ
  • カラー口絵4ページ
  • 定価:3,520円(本体:3,200円)
  • ISBN:978-4-8176-0436-1
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