概要
『スキーリゾートの発展プロセス』は,日本とオーストリアを事例に,スキーリゾートの発展プロセスにみられる地域的・時間的傾向,発展にかかわる地域的条件について地理学の立場から解明する,スキーリゾートの理解や今後の再生に必読の書です。
『スキーリゾートの発展プロセス』は,日本とオーストリアを事例に,スキーリゾートの発展プロセスにみられる地域的・時間的傾向,発展にかかわる地域的条件について地理学の立場から解明する,スキーリゾートの理解や今後の再生に必読の書です。
日本では,1980年代に爆発的に拡大したスキーブームも,1993年以降は衰退・停滞が続いています。 スキー場の閉鎖・休業も生じているものの,インバウンド・ツーリズムの受け入れといった新しい傾向もみられます。一方,ヨーロッパアルプス,特にオーストリアでは,大規模で標高の高いスキーリゾートで継続的な発展傾向がみられ,長期滞在に基づくスキー文化がその発展に大きく寄与してきました。本書はこれらのプロセスを両国の具体的事例とともに解説しています。
2018年度第12回日本観光研究学会学会賞 観光著作賞(学術)を受賞しました。