概要
『森を知り 森に学ぶ —森と親しむために—』は,土壌・気候などの自然環境だけでなく,人間活動の影響も受けながら多様な地域性を構成している森について,雑木林,里山をはじめ森林生態系と人間社会の関わり合いを様々な視点でとらえた本です。森を知り,育て,共存する方法を探ります。
めぐろシティカレッジ叢書6
『森を知り 森に学ぶ —森と親しむために—』は,土壌・気候などの自然環境だけでなく,人間活動の影響も受けながら多様な地域性を構成している森について,雑木林,里山をはじめ森林生態系と人間社会の関わり合いを様々な視点でとらえた本です。森を知り,育て,共存する方法を探ります。
(1)森林文化を読み解く視点—ブナ帯文化論と照葉樹文化論(菊地 俊夫)/(2)森林からみた日本文化—神々の住処と恵み(松井 圭介)/(3)森林からみたヨーロッパ文化—畏怖と憧憬(山本 充)/(4)アフリカ乾燥疎開林帯における焼畑農耕の多様性(大山 修一)/【コーヒーブレーク】…東京近郊、国分寺崖線の雑木林を歩く—武蔵野の農村らしさ(ルーラリティ)と原風景を求めて(菊地 俊夫)
(1)ヨーロッパの森と人々の生活—森の恵み(山本 充)/(2)アフリカにおける砂漠化・森林減少と「都市—農村」間の物質循環(大山 修一)/(3)日本の森と人々の生活—衰退する林業を救え(西野 寿章)/(4)関東平野の平地林と生活-武蔵野の過去・現在・未来(犬井 正)/【コーヒーブレーク】…三富新田の平地林を歩く(犬井 正)
(1)熱帯地域の森林の破壊と保全(犬井 正)/(2)コアラの森を守れ—オーストラリアの挑戦(菊地 俊夫)/(3)森林の多機能化—癒しの空間としての森(西野 寿章)/(4)里山の破壊と保全—市民が守る里山(犬井 正)/【コーヒーブレーク】…トトロの森を歩く-農村の原風景はどのように保全されるのか(菊地俊夫)