第287回「取手駅周辺を訪ねる」地理巡検のご案内

2015年10月13日

東京私立中学高等学校地理教育研究会では、今年度の秋の巡検として、下記の要領で地理巡検を実施します。

取手市は2015年9月1日現在109,084 人の人口で,茨城県の南端に位置し,上野駅まで約40km,快速電車で約40分という位置にあり,交通の利便性と自然環境に恵まれた都市環境を持っています。現在,企業ではキリンビール取手工場,キャノン取手事業所,日清食品関東工場等が進出しています。

市内からは縄文時代の遺跡をはじめ,旧石器時代から奈良,平安時代にかけての遺跡が約90 箇所も発見されており,古くから人々の生活の地でありました。近世には陸と水の要衝として栄え,利根川舟運の河岸は,人,物資,文化の交流で賑わいをみせました。往時の繁栄を伝える「旧取手本陣」が現存し,その他にも平将門が勅願所として創建したと伝えられている長禅寺,全国に五棟しかない「さざえ堂」形式の三世堂,徳川家康の重臣(三河三奉行の一人)で,長篠の戦いの戦場から「一筆啓上火の用心,お仙泣かすな馬肥やせ」と手紙を家族に送った本多作左衛門重次の墳墓と遺品の残る本願寺等々があります。

明治から大正にかけて行われた利根川の大改修の跡と対岸となった小堀地区への「渡し舟」など,見どころは実に多様です。歴史に重点を置くとともに,首都圏の衛星都市としての取手市の現状を考察したいと思います。

校務等,お忙しい毎日だと思いますが,皆様お誘い合わせの上,奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。

期日

  • 平成27年11月1日(日)

集合場所・時間

  • JR常磐線取手駅東口改札口前・午前9 時30分

解散場所・時間

  • JR常磐線取手駅東口改札口前・午後4時30分(予定)

案内者

  • 多田智賓先生(元攻玉社学園・取手市在住)

コース概要

  • 取手駅東口→長禅寺(三世堂)→小堀(おおほり)の渡し→鮭地蔵→八坂神社→遊郭跡→(株)新六本店(奈良漬け)→昼食(取手駅周辺)→本多作左衛門重次の墳墓→本願寺→旧水戸街道→念仏院→旧取手宿本陣→(株)田中酒造(君萬代)→取手駅東口

交通機関

  • 全行程徒歩

募集人数

  • 特に定員はありません。下記の申込締切日になり次第締め切らせていただきます。

参加費用

  • 500 円(資料代) ※参加費用は当日集めます。

その他

  • (1)コース途中で昼食時間を設定します。各自負担で近くの飲食店で食事をとっていただきます。
  • (2)雨具などを持参のうえ,歩きやすい履物でご参加ください。

申し込み方法

  • 下記のPDFをダウンロードし,必要事項をご記入の上,PDF内の <申込書送り先>までご送付ください。
  • 資料作成の都合上,10 月24 日(土)必着で,郵送またはFAX でご連絡ください。
  • 第287回巡検の詳細な案内(PDF)