全国地理教育学会第11回地理教育基礎巡検のお知らせ
2013年3月12日
全国地理教育学会巡検委員会では,教育現場の実践に寄与すべく,地域の理解を深めることを目的とした地理教育巡検を2007年11月から2012年2月まで合計9回実施してきました。この巡検は,学校教育において行われる「地理教育巡検」をより効果的に実施できるようにするための基礎的研究として行っている巡検で,「地理教育基礎巡検」とも称すべき性格を持つものであります。巡検委員会では,第7回の巡検(2010年5月実施)まで「地理教育巡検」と称してきましたが,“本来の地理教育巡検”(注:当学会ホームぺージ「ワンポイント巡検」をご参照ください)と混同される恐れがあるため,新たに「地理教育基礎巡検」(略称,基礎巡検)という概念・用語に改めたうえで,第8回の巡検(2011年6月実施)から「地理教育基礎巡検」と称することにしました。
第11回地理教育基礎巡検では,東京都江戸川区平井を事例に地歴連携の立場から,下記の「巡検実施の目的」に基づいて,現地を歩きながら観察し,考えていきます。会員・非会員,地理プロパー・非地理プロパーを問わず,ご参加をお待ちしております(参加費は無料です)。
開催要旨
- 実施日:2013年5月12日(日)(少雨決行)
- 時間:14時〜17時
- テーマ:東京都江戸川区平井・旧中川沿いの地歴巡検-ゼロメートル地帯の地域変容-
- 巡検実施の目的:
- 当該地域の土地利用の変化,地域の変容について観察し,考える。
- 当該地域における地形,地盤沈下,水害,水・河川の整備等について観察し,考える。
- 当該地域の歴史的条件について観察し,考える。
- 当該地域の地域性の発達段階,条件,将来展望について考える。
- 地理的捉え方,地歴連携の捉え方,地公連携の捉え方について考える機会とする。
- 小・中学校の地理的学習におけるワンポイント巡検の1例となるような事例を提供する(ルートの一部はそのように位置づけてある)
- 集合:JR総武線平井駅改札口(快速は停車しませんのでご注意ください)
- 解散:同上
- 案内者:山口幸男(全国地理教育学会会長,群馬大学名誉教授)
- 連絡先:e-mail:junken あっとまーく jageoedu.jp
- コース(全行程3〜4km):
- 1.平井駅南口→2.平井駅北口広場→3.小松川三中→4.平井一丁目団地 →5.ふれあい橋→6.江東新橋→7.かさ上げ護岸の碑→8.小公園(休憩)→9.平井橋→10.平井渡案内板→11.妙光寺→12.諏訪神社→13.聖天様→14.平井駅南口
※地理教育基礎巡検終了後,JR平井駅の近くで反省会を兼ねた懇親会を予定しています。
参加を申し込まれる方は,2013年5月9日(木)までに,e-mail:junken あっとまーく jageoedu.jpまにご連絡ください。