日本地理教育学会・2012年10月シンポジウムのご案内
2012年8月3日
日本地理教育学会では,2012年10月シンポジウムを,下記の要項で開催致します。皆様奮ってご参加下さい。
- テーマ:小中高大連携でつくる世界の教え方2012
- 主催:日本地理教育学会
- 後援:公益社団法人日本地理学会
- 共催:日本女子大学人間社会学部教育学科
- 日時:平成24(2012)年10月13日(土)14:00~19:00
- 会 場:日本女子大学目白キャンパス百年館低層棟百104(定員96名)
趣旨説明:
日本地理教育学会の例会における「世界の教え方」シリーズはこれまで7回開催された。海外のフィールド研究を積極的に行っている地理学者と地理教育実践者のコラボレーションを目的としている。第1回「ヨーロッパの縮図としてのドイツ」,第2回「中国の教え方」,第3回「アメリカをどう扱うか」,第4回「中国&アメリカ」,第5回「アメリカ・カナダ・南北アメリカ」,第6回「オセアニア」,第7回「ロシア&アフリカ」と例会での発表を重ねてきた。これらのフィールドの多くは従来の教科書でもよく扱われている地域であり,活発な議論や実践を蓄積することができた。一方で,新しく脚光を浴びることになった南アメリカ,アフリカ,そしてロシアについても新しい取組みを紹介していただいた。今回のシンポジウムは7回の発表を総括し、その方向性を確認することを「第1部:日本地理教育学会・例会“世界の教え方”シリーズのこれまで・これから」として開催したい。「第2部:世界史との連携の可能性」では,世界認識をしていく上で欠かせない地理と世界史の連携の可能性について追究したい。このシンポジウムを契機として,学校現場での斬新な教育実践の取り組みを期待したい。
第1部:日本地理教育学会・例会“世界の教え方”シリーズのこれまで・これから
- 実践発表①「小学校における世界地理の取り扱い」吉田和義(創価大学)
- 実践発表②「中学校における「世界の諸地域」学習のあり方」荒井正剛(東京学芸大学附属竹早中)
- 実践発表③「高等学校における地理教育」近藤裕幸(愛知教育大学)
- 研究報告「世界をともに学ぶ-地理学習・地理教育活性化にむけた地理研究者の役割」椿真智子(東京学芸大学)
コメント:池俊介(早稲田大学)
第2部:世界史との連携の可能性
- 実践発表④「マルコと考える『移民の世紀』」風間睦子(東京都立国分寺高校・世界史)
コメント:北村暁夫(日本女子大学・西洋史)
- 研究報告:「世界史と地理との連携の可能性」田尻信壹(共立女子大学・世界史・前文部科学省教科調査官)
コメント:井田仁康(筑波大学)
総括:矢ヶ﨑典隆(日本大学・会長)
対象:
社会科教育,地理教育に携わる教員をはじめ,関心のある方。例会は公開しており,非会員でも参加を歓迎いたします。
問い合わせ先:
- コーディネーター:日本女子大学人間社会学部教育学科 田部俊充
- 〒214-8565 川崎市多摩区西生田1-1-1 E-mail :tabe〈アットマーク〉fc.jwu.ac.jp